2025
12.14
AI検索時代だからこそ人に伝わるホームページへ。E-E-A-Tを落とし込むコツ
コラム

Googleの検索結果に、AIの要約が出るようになって1年ほど。これは「AI Overviews」という機能です。
検索の仕方そのものが変わり、「うちのサイトは、AIに見つけてもらえるのか」「何か手を打った方がいいのか」と、新たな悩みを抱える方も多いと思います。
AI対策の特別な裏技を探そうとしている方、一旦落ち着いてください…!
AI向けに何かを施す前に、まずは「人が見たときに信頼できるかたち」へと整えるほうが効果的です。
画面の向こうにいる“人”に、ちゃんと伝わる状態をつくる。そこをまず大事にしたいところ。
Googleの公式ガイドラインでも、「役に立つ内容をわかりやすく届けること」が重要、という考え方が示されています。
この記事では、AI検索時代に、「E-E-A-T」をホームページに落とし込む方法と、年内にできる最小限の手直しをまとめました。
CONTENTS
信頼できるかたち「E-E-A-T」とは?

信頼できるかたちとは何でしょう。
そこで鍵になるのが 「E-E-A-T」 です。耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
AI時代のSEO対策は、特別な技術より「E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)」を意識した情報設計が重要になりやすいです。横文字でとっつきにくく感じるかもしれませんが、ざっくり言うと「この会社を信じていいか?」を判断するための目安です。
【Experience】経験:実際にやった話がある
→ 現場の流れ・悩みの解決法・工夫が書かれている
【Expertise】専門性:説明が具体的で、判断基準がわかる
→ 「なぜその設計にするのか」「何を優先して制作するのか」などが説明できている
【Authoritativeness】権威性:第三者の裏づけがある
→ お客様の声・客観的な根拠(引用・データなど)がある
【Trust】信頼性:会社として安心できる情報がそろっている
→ 運営者情報・連絡手段・プライバシーポリシーなど
ここで大事なのは、立派な言葉を並べることではありません。
「見た人が比較検討できる材料が、ホームページ内に記載されているかどうか」です。
例えば、サービスページに「ホームページ制作します」だけ書いてあっても、読む側は比較検討しづらいですよね。
どこまでやってくれるのか、何が必要なのか、どんな流れで進むのか…。もっと情報が欲しいはずです。
企業の場合、社内稟議や相見積もりがありますよね。判断材料が少ないサイトは、それだけで比較対象から外れやすくなってしまいます。
E-E-A-Tをホームページに落とし込む方法

E-E-A-Tをホームページに落とし込むなら、「今書いてある内容を、より具体的にしていく」方法がおすすめです。
Expertise(専門性)
例えば、サービス案内のページ。
ここは Expertise(専門性)と Trust(信頼)を伝えやすい場所です。
冒頭で「このページで分かること」を簡潔に伝え、その後に「対応範囲」「進め方」「前提条件(できないことなども含めてOK)」などを書くだけでも、安心感がアップします。AmotDesignでも、下層ページではこの考え方を意識して構成しています。
文章で組み立てていくなら、以下の構成がおすすめです。AIにも人にも理解しやすい構造となっています。
①結論(何を提供するか)
②理由(なぜそれが必要か)
③手順(どう進めるか)
④注意(必要な条件など)
Experience(経験)
制作実績・施工実績などがこれに該当します。
もし実績が少なかったとしてご安心ください。
現場でよくある「悩み」や、お客様が抱える「問題」に対して、どうすれば解決できるかなどを自分の言葉で書く。AIでは生成しづらい実際の体験談は独自性も出せるので、差別化にもつながりやすいです。
Authoritativeness(権威性)
これは「すごそうに見せる」のではなく「第三者が見ても納得できる事実」を記載することです。
お客様の声、紹介、掲載、考え方の根拠としての引用(公式ガイドライン等)など、外部からの評価をプラスすることで、説得力がよりアップします。
AmotDesignの場合、「Webデザイン見本帳」という書籍やリンク集にデザインが掲載されたことが、その一例です。
Trust(信頼)
一見地味に見えますが、非常に重要なポイントです。
会社情報(所在地・連絡先・屋号)・プライバシーポリシー・お問い合わせへの導線・返信の目安などを記載しましょう。
閲覧者は、意外と「ここがきちんと書かれているか」を見ています。全国対応でも拠点を書くだけで実体のある印象が伝わります。
AmotDesignの場合、ホームページ制作は全国対応ですが、拠点は神奈川県相模原市と明記しています。
こうした情報があるだけでも、信頼性へと結びつきます。
時間がなくてもできる、最小の手直し3つ
忙しい限られた時間の中で早く「信頼」を上げたいなら、まずは次の3つから行ってみましょう。
①トップページの冒頭に、3行の要約を置く(誰の、どんな課題を、どう解決するのか)
②下層ページに、対応範囲・進め方・注意点を文章で追加する
③会社情報を整える(所在地・連絡先・プライバシーポリシー)
この3つだけでも手直しできたら、サイトの見られ方が変わってくる可能性は十分あります。
私たちはAIではなく、人とコミュニケーションしていることを忘れずにいたいですね。
もし「ホームページを修正したいけど、自分たちでは直し方がわからない」という場合は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
